丁度半年前、春のお彼岸の頃、立命館大学の河原教授より、メールを頂戴しました。
(ブログ=六代目幾久次郎!に掲載)
そして、秋のお彼岸に先生はお見えになりました。
「災害の地理学」のご本を頂戴しました。
春、先生がお見えになった時に伺った、家族が初めて知った、大爺様のことが書かれています。
なぜ、地理学と醤油屋が結びつくのか。
ピンときませんでしたが、300年を迎えようとして、ご先祖様の歴史をたどっていた今この時期に、このようなお話を戴き、これもご先祖様のお引き合わせか!と思えてなりません。
河原教授の研究は、カナダの雪崩災害。
実は、その災害で、多数の日本人労働者が犠牲になっていたのです。
そして、その日本人労働者の中に、大勢の福井県の方がおられました。
先生のご研究によると、幾久次郎は、その方たちのカナダ移住のお手伝いをしていたらしいのです。
その方々が命を落とされたということで、幾久次郎も、かなりショックを受けたと思います。ですから、あまりそのことについてのことは、家族にも語らなかったのかもしれません。
今後も、先生はご研究を進めていかれるとのこと、また新たな事実が発見されるかもしれません。
河原教授(左)と山さきや八代目、現会長の伊東俊廣(右)
先生の今後の益々のご活躍をお祈りいたします。
コメントをお書きください
春山1丁目のスズメ (水曜日, 14 1月 2015 22:11)
母(昭和2年生まれ)の伯父がカナダへ移住し、その家族がバンクーバーにいます。40年ほど前までは文通を続けていましたが、その後は転居するなどして所在がわからなくなりました。東日本大震災後、津波で流れ出た瓦礫がカナダ沿岸に漂着し、現地在住の日本人学生等によって清掃活動が行われていることを知り、親戚家族の所在を突き止めたいと思うようになりました。昨年の暮れ、日系カナダ人にさまざまなプログラムやサービス提供している非営利慈善団体「隣組」(バンクーバー)のご協力で、母の従姉妹の所在を確認することができ、久しぶりに手紙を出したところです。以来、小生の関心事はバンクーバーのことばかり。カナダ野球界の殿堂入りを果たした日系カナダ移民チームを題材とした、映画「バンクーバーの朝日」(河原教授が取材協力者であることを後で知りました)も封切と同時に観に行きました。そんな折、職場の同僚から河原教授の論文を教えられ、抜き刷りをコピーして読ませていただきました。ご先祖のことは初めて知りました。カナダと係わり深い方が、すぐ近所にいらっしゃったことに、これまた驚きました。何とも不思議なことで、コメントを書かずにはいられませんでした。駄文・長文をお許しください。
山さきや 伊東 (土曜日, 17 1月 2015 15:48)
春山1丁目のスズメ様
コメント有難うございます。
カナダのご親戚の方とご連絡がついたとのこと、本当によかったですね!
河原教授がお見えになり、お話を伺うまで、当家がカナダとご縁があるとは夢にも思っておりませんでした。
私も先日「バンクーバーの朝日」見てまいりました。
先生から、あの野球チームに福井県出身の方もいらしたと伺い、
とても他人事とは思えない気持ちで鑑賞させて頂きました。
本当に、お近くにお住いの方で、カナダのご縁の方がいらっしゃるなんて、不思議なご縁ですね。
お声をかけて頂き有難うございます。
また近々、バンクーバーの朝日のことも書かせて頂こうかと思っておりました。
お差し支えなければ、スズメ様のことも触れてよろしいでしょうか?